分子栄養病理学研究会
新健康自主管理フェアやります!!!

近年皆さんを悩ます「匂い」についての考察です。

近年皆さんを悩ます「匂い」についての考察です。

タップで読みたい場所にジャンプ

量子振動説

嗅覚受容体に関する量子振動説は、匂いを感じる仕組みについての新しい考え方です。

  1. 匂いを感じる仕組み(従来の考え方)

通常、私たちが匂いを感じるとき、鼻の中には嗅覚受容体という特別な細胞があり、そこに匂いの分子がくっつくことで、脳に「これはバラの匂いだ」などと伝えられます。

従来の考えでは、匂いの分子の形が重要だと言われていました。つまり、匂いの分子と嗅覚受容体が「鍵と鍵穴」のように合うと、匂いを感じるという仕組みです。

  1. 量子振動説の考え方

量子振動説では、分子の形だけではなく、分子が持つ振動も匂いを感じる仕組みに関係していると考えられています。ここで「振動」というのは、分子の中の原子たちがわずかに振動することです。
匂いの分子が嗅覚受容体にくっつくとき、受容体はその分子の振動のパターン(どのように振動しているか)も感じ取ることができる、というのが量子振動説のポイントです。

  1. 量子振動って何?

「量子」という言葉は、とても小さい世界のルールのことを指します。たとえば、電子や原子のような小さな粒は、普通の大きな物体とは違う不思議な動きをすることがあります。これが「量子の世界」の特徴です。

振動というのは、分子が細かく動くことです。匂いの分子は、原子レベルで見るとわずかに振動しています。量子振動説では、嗅覚受容体がこの分子の振動の動きを感じ取ることで、匂いを認識するという考え方です。

  1. 例え話で説明すると

この仕組みをわかりやすくするために、楽器で考えてみましょう。あなたがギターの弦を弾くと、弦は振動して音を出します。この音の違い(振動のパターン)を聞き分けて、「これはドの音だ」「これはレの音だ」と感じることができます。
量子振動説では、嗅覚受容体が匂いの分子の振動を、まるでギターの弦が振動して音を出すのを聞くように感じ取ると言っています。この「振動のパターン」が匂いを感じる重要な要素なのです。

  1. どうして重要なのか?

この量子振動説が正しいかどうかは、まだはっきりわかっていませんが、もし正しければ、同じ形の分子でも振動が違うと、違う匂いを感じることができるという新しい可能性が出てきます。これまでの考え方では説明できなかった匂いの違いを、量子振動説で説明できます。

では、私達が感じる「嫌な匂い」はどのような影響があるか?

現時点では、量子振動そのものが健康に害を及ぼすという科学的な証拠はありません。が量子生物学的視点で嫌な匂いの影響を見ていきます。

量子振動による匂いの影響についての仮説

  1. 量子振動説と健康への影響

量子振動自体は匂いの情報を伝えるためのメカニズムにすぎず、その振動が直接健康に害を与えることは考えにくいです。振動は分子内のエネルギーのやりとりに関する現象であり、受容体がそれを認識するだけで、物理的なダメージや有害作用をもたらすわけではありません。

  1. 嫌な匂いの本質と生体反応

嫌な匂いとは、私たちが本能的に避けたいと感じる匂いのことです。多くの場合、これは腐敗物質や有害な化学物質が含まれています。たとえば、腐った食べ物や有害なガス(アンモニア、硫化水素など)は、健康に害を及ぼす可能性があるため、進化の過程で人間はこれらの匂いを「嫌な匂い」として認識するようになったと考えられています。

このような匂いを嗅ぐことで、体は警告信号として反応し、以下のような生体反応を引き起こすことがあります。

ストレス反応:不快な匂いは自律神経系を刺激し、ストレスホルモン(アドレナリンやコルチゾール)の分泌を促進することがあります。これが長期的に続くと、免疫機能の低下や疲労感を引き起こす可能性があります。

呼吸器への影響:有害物質が含まれている場合、呼吸器への刺激や炎症を引き起こすことがあります。例えば、工業化学物質やガスは、肺や気道にダメージを与えることがあります。

  1. 量子生物学的観点からの説明

量子生物学的な視点では、嗅覚受容体が量子レベルの振動を感じ取ること自体が健康に害を及ぼすわけではありません。しかし、次のようなことが考えられます。

分子の化学的特性が重要:嫌な匂いを発生させる分子自体が、毒性や刺激性を持っていることが健康に悪影響を与えます。この場合、匂いの分子の振動パターンではなく、その分子が体内に入った際に引き起こす化学反応が問題となります。生体の分子から電子を引き抜き、酸化させる。
たとえば、硫化水素は毒性があり、高濃度で吸入すると呼吸困難や意識喪失を引き起こすことがあります。

神経系の過敏反応:量子振動に基づく匂いの識別が行われると、その情報が脳に伝わります。嫌な匂いを嗅ぐと、自律神経系や感情に強い影響を与え、不快感やストレスを引き起こします。これが長期間続くと、心身のバランスが崩れる可能性がありますが、これは匂いの物質自体の影響ではなく、心理的・神経的な反応が引き起こすものです。

つまり健康への害は量子振動よりも化学的性質によるもの

嫌な匂いの分子の量子振動そのものが健康に直接的な害を及ぼすという証拠はありません。むしろ、健康に悪影響を与えるのは、匂いの元となる有害な化学物質や、それに対する体の生理的反応(ストレス反応や呼吸器の刺激など)実際の健康被害は、匂いの物質の毒性や刺激性、およびそれによって引き起こされる体の反応に依存します。

今回の記事は、下記を参考にして書いています。
量子振動説提唱者:ルカ・トゥーリン (Luca Turin)
• 研究機関:ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン (UCL)、オックスフォード大学
• エビデンス:モスコーニらによる実験結果や、量子トンネル効果に関する研究

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

タップで読みたい場所にジャンプ