分子栄養病理学研究会
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初めての分子栄養学 ~副腎疲労って何?~

「副腎疲労」栄養療法に取り組み始めると必ず聞く言葉です。
栄養療法で体調改善に取り組むなら、副腎疲労からの回復は避けられないテーマだと思います。
今回は「副腎疲労」についてまとめてみます。

副腎とは?
副腎は腎臓の上にあるクルミくらいの大きさの小さな臓器で、50種類以上のホルモンを生産・分泌する内分泌器官です。

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副腎で生産・分泌されるホルモンは

血糖値のコントロール
血圧のコントロール
免疫機能のコントロール
炎症反応
神経系サポート
骨代謝作用
性ホルモン生成

など生体にとって非常に重要な役割を担っています。
その中で「コルチゾール」と呼ばれるホルモンは「抗ストレスホルモン」と呼ばれストレスに対抗して身体を回復させる働きをします。

つまり私たちの身体や心がストレスを感じるとコルチゾールの分泌を増やして、身体や心を守ってくれるホルモンなんですが、分泌量が増えるということは副腎の仕事量が増えるということで、当然疲れて機能が落ちてコルチゾールを始めホルモンの生産、分泌が減少し身体や心に不調をきたす。これが副腎疲労なんです。

副腎疲労の症状

朝起きれない
寝つきが悪い、熟睡出来ない
ケーキなど甘い物やポテトチップスのような塩味の物が食べたくなる
カフェイン、チョコレート摂ると元気になる
倦怠感が有る
感情のコントロールが上手くいかずイライラする。
うつ症状
PMS
集中力、記憶力の低下
風邪や傷が治りにくい
夕方から元気になる
食欲のコントロールが出来なくなるなどがあります。

これらの原因は前記したように「ストレス」です。
私たちの脳はストレスを受けると、それが視床下部に伝達~CRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)分泌~下垂体からACTH(副腎皮質刺激ホルモン)分泌~副腎からコルチゾール分泌。このシステムを「HPA軸」といいストレス応答だけではなく、

免疫
摂食
睡眠
情動
性欲
をコントロールしています。

つまり副腎疲労=HPA軸異常です。

現代社会でストレスを感じずに生きることは不可能ですから、現代人にとって副腎疲労の回復は必須ですね!

副腎疲労の予防、回復させるには?

1 身体に負担となる物を避ける

食品添加物
トランス脂肪酸
カフェイン
小麦製品 グルテンには「グルテオモルフィン」というモルヒネ様化合物 が含まれており、脳内のモルヒネ受容体と結合して多幸感を与え中毒症状を引き起こします。
乳製品 カゼインには「カゾモルフィン」というグルテオモルフィンと同じ作用持つ物質が含まれています。
遺伝子組み換え食品
砂糖
これ以外にも、残留農薬や化学物質(歯磨き粉、消臭剤、芳香剤、洗剤等)にも注意が必要です!

2 栄養状態を良くする

腸内環境を整える
Ⅼグルタミン、ビタミンA、ビタミンⅮ3、亜鉛、DHA(プロテクチン)EPA(レゾルビン)、クルクミン、食物繊維、納豆、味噌などの発酵食品

肝機能を整える
高たんぱく、ビタミンB6、クルクミン、ケルセチン、ナイアシン

クレブス回路を整える
ミトコンドリア内にあるATP生産回路(TCAサイクル、クエン酸回路)ビタミンB群、鉄、マグネシウム、COQ10、グルタチオン、クエン酸、タウリン

活性酸素、フリーラジカル除去
活性酸素、フリーラジカルは副腎疲労のみではなく、すべての病気、老化の原因ですから最優先でケアしてください!

ケルセチン、クルクミン、ビタミンⅭ、ビタミンE、R‐αリポ酸、COQ10、銅、亜鉛、セレン、鉄、マンガン

                                                                         副腎ケアは何か一つの栄養素を摂取することではなく、分子レベルでの栄養状態を上げていくことですね!

分子栄養学を実践することが自然と副腎を回復することに繋がります!

焦らずに日々コツコツと継続しましょう!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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